協力隊の現地事務所には、ナショナルスタッフと呼ばれる現地人のスタッフが働いています。
われわれ外国人には難しい交渉や各種手続きを難なくこなしてくれる、大変頼もしいスタッフの方々。
パラオ事務所にはナショナルスタッフが2名いるのですが、今回そのうちの一人が協力隊員を自家用ボートでロックアイランドへ連れて行ってくれることに!!
日頃パラオのために働いているボランティアへの御礼、だそうです。。。。いや、なんて優しい…なんて理解のある人々…
実際には僕らのほうがお世話になっていることが多いと感じるんですけどね(汗)
ですがッッ
先日のパラオ遊覧飛行ツアーに続き、またまた僕は参加できませんでした。
日曜日だったけど、仕事入ってたんよね~~(笑)
というわけで、今回もまたまた頂き物の写真を使って、協力隊員のちょっと特別な休日をのぞいていきましょう。(たぶん、こんなことができるのは協力隊広しといえどパラオだけではないだろうか…)
朝9時半、パラオの船着場から出航
集合場所はマラカル地区、コーヴホテルの横にある船着場。
ここには地元のレジャーボートからお金持ちが所有する大きなクルーザーまでたくさんの船が係留されています。場所もちょうど湾になっていて、波が穏やか~~
今回はシニアやジュニア、JICAスタッフとその家族まで、JICAパラオ関係者の多くが参加し、にぎやかな船出ww
天気にも恵まれ、パラオ独特のキノコ岩やら青い海やらを見ながらロックアイランドを目指します。
ロックアイランド、ウーロン島に到着
今回の目的地はウーロン島という島。大小の島々からなるロックアイランドの一つです。
出航から40分ほどで到着。
ロックアイランドには多くの遺跡は保護区域があり、中を自由に歩き回ることは保存の観点から禁止されています。
この島の場合はビーチから伸びているトレイルと、その奥の石の壁までしか行ってはいけないようですね。
自分たちの文字を持たなかったパラオ。有史以前の記録はなく、すべて言い伝えによって語り継がれています。
それによると、このウーロン島に村があったのはおよそ3000年前。ロックアイランドに点在していた村々は約600年前に放棄され、だれもいなくなったとされていますが、どれくらいまで住んでいたんでしょうね?
争いなどおきようもない小さな国ですが、遺跡には見張り台などもあり、外からの侵略者から島民を守っていた痕跡もあるそうです。
最高の海で贅沢な時間を過ごすって最高かよ
いやぁ、さすがパラオ。海と船って絵になりますね(笑)
到着して各々好きなことを楽しむ隊員たち。
パラオといえば海!というイメージですが、コロールなどの人が住む島にはビーチなどなく、海へのアクセスは意外と悪いんです。
こんな風に浜辺で過ごす休日というのは多くの隊員にとっても非日常(僕はしょっちゅうこういうところで活動してるんですが)。
サマーハウス(東屋みたいな場所)でのんびりしたり。
砂浜で遊んだり
こちらは最近赴任してきたばかりの2019年度2次隊のお二人。
どちらも生き物関連のバックグラウンドをお持ちで、この日はロックアイランドの昆虫を観察していたようです。一緒に探したかった~~
話はそれますが、2019年度2次隊の方々は自然・動物関係者が多く、めちゃめちゃ興味であふれかえっております。樹木専門だけど、好きなのは動物ww
小さなサソリもいたようです。
このサソリ、僕も無人島の外来種駆除をしてる時にたまに見かけます。刺さないのかね?w
こちらが今回連れてきてくれたナショナルスタッフ。BBQでもしてるのかな??
用意された食事。ポテサラ、ソーセージ、焼き鳥、魚などなど。いやぁこれぞパラオ飯。
素朴ですが、これが本当のパラオ。もともと塩とティティムルの葉っぱくらいしかスパイスがないので、今でもシンプルな料理が多いです。
ちなみにこの日もノンアルコール。パラオは限られた場所以外、公の場で酒を飲むことは禁止されています。
明るいうちに帰港。また頑張りましょう。
勝手なイメージだけど、パラオの人は暗くなるギリギリまで遊ぶってことがあまりないような気がする。
短い休日を最大限に楽しんで、最後は名残惜しむようにしっぽり飲む。。。みたいな日本とは全然違います。
これも毎日に余裕がある証拠なのかもしれません。
この日もまだ明るいうちに帰港。
普段とは違う美しい海と真っ白な砂に癒された(であろう)JICA一同でした(笑)