なんやかんやと紆余曲折を経まして、僕は心の故郷に帰ってきました。
偶然にも2年前に働いていた職場と同じ場所で、この夏の2,3か月を過ごす予定です。
このご時世なので言っときますが、お仕事です(笑)
電話しながら叫んでるおっちゃんとか、ミニスカートはいたおじいちゃんとか、大量の荷物をリヤカーに乗せてるおばあちゃんとか、2年前から町で見かけてた個人的名物キャラの皆様も健在で、ちょっと安心するのでした。
「あれ?おまえ、林業どうしたん?」という声もあるかもしれませんが、林業の地域おこし協力隊は住む場所が見つからないという事案のため、秋まで延期となりました。
秋からは岡山の山奥に移住予定。
今の仕事はクッソ忙しいですが、7月くらいに終わるはずなので、8月はひょっとしてヒマかも?
一か月くらい北海道でフリースタイルライフできるかも?なんてワクワクしております。
そして、、、、今回の本題へ。。。
警告:本州の人間は北海道の中古バイクを見てはいけない
北海道といえば大自然です。
サラリーマンの時、5日間で北海道を半周するという鬼スケジュールの出張に赴き、レンタカーを延々と運転しながら「こんな道をバイクで走ったら、めっちゃ気持ちいだろうな~」って思っていたんです。免許なかったけど。
そして昨年9月に免許を取り、期せずして北海道に移住することになった、と。
着任日がGWの直前だったため、着いたらすぐにレンタルバイクを借りて走ろう!と予約もしていたのですが、GWの北海道はまだ寒い。。。
しかもGWは大寒波の予報で、場合によっては雪降るかもと言われており、バイクショップ側からのススメでレンタルをキャンセルしました。
「乗れないなら見るだけでも。。。」という気持ちでレッドバロンに向かったわけです。。。
北海道の中古バイクがめちゃくちゃきれいな理由
バイクに乗らない人でもわかるくらい、日本のツーリングの聖地と言えば北海道です。
でもそれは道外の人間が思うこと。
冬が長いせいで半年以上バイクに乗れない北海道では、バイク人口はそれほど多くありません(といっても全国10位というデータも・・・)
しかし、バイクに乗る期間が少ないということは、それだけ車体の劣化も少なく、雪に埋もれないようにガレージで補完するので、中古バイクがめちゃくちゃきれいなんです!!
名古屋でもいろんなレッドバロンで中古バイクを見ていましたが、比ではないです。
バイクって20年前のモノとか普通に売ってるんですが、本州ではたいていどこかが錆びたり劣化してるのに、北海道のバイクはマジでピカピカ。
ホントにもう、食べ物はうまいし景色はきれいだし人は優しいし家賃は安いし美人は多いしバイクまできれいとか魅力がチート級です。なぜ日本の首都じゃないのかわかりません。
コロナでバイク売れまくり、特にアメリカン不足は深刻
けっきょく2日で札幌近郊のレッドバロンを回ったのですが、気づいたことは、どこのショップにもアメリカンが少ない。
僕はアメリカンのフォルムが好きで、いろんなところで股がらせてもらっては決心できずに帰るという、スーパー冷やかし野郎だったのですが、札幌の各ショップではどう考えてもアメリカンの在庫が少ないのです。
現行車種が少ないというのもあるんですが、スポーツタイプとかオフロードがこんなにあるのになぜアメリカンは3台とかしかないんだろう??
「アメリカン人気なんで、三日も店頭に並んだら売れちゃうんですよ」と店員さん。
なんでもバイク初心者が最初に憧れるのがアメリカン。そして北海道の風景を楽しむバイクがアメリカン。
コロナで暇だった大学生が、秋に免許を取り、いよいよ走り出すでぇ!とバイクを買うのがGW。
コロナ禍でバイク人気が上昇したのは北海道も同じのようで、今年は中古バイクの売れ行きが異常事態だそうです。
「1台買い取ったら5台売れていく状態。今いいと思ったバイクが10分後にあるかどうかもわからない」という、(思えばなんとも)ベタな営業トークを聞いた瞬間、僕の脳裏に1台のバイクがよぎりました。
そして、是非を考える間もなく1件目に訪れたレッドバロン環状北大店へと、足が向いたのです。
31歳、衝動買いでバイクを買う
駅からお店までの記憶はあまりないのですが、半ば駆け足で店内に突入し、前日対応してくれた店員さんに「あのバイクありますか!?」と聞きました。
「ありますよw」と笑う店員さん。
「跨らせてください」という僕の目は、完全にイっていたと思います。。。

買いました。
僕が購入したのはその昔、国産アメリカンの火付け役となったHONDAスティード400VSE
何のことかわからない、という人は、その辺の中年男性に聞いてみてください。97%の中年男性が知っている超有名バイクです(オレ調べ)。
1996年製と古いですが、時はバイク全盛期。現在の比ではないコストをかけて作りこまれたボディとエンジンは、その名の通り、まさに”軍馬”
ロー&ロングの力強さに、スリムでクールなタンクは時代の流行りに左右されない銘作です。(バイク初心者の意見)
これだけ古いとたいていどこかにぶつけた後とかあろう、と見てみますが、タンクもマフラーもきれいで、サビすらありません。
これでほかのアメリカンよりお安い本体価格27万円!!
すぐに見積もりを取ってもらい、オプションもりもりついて34万円。(地元のレッドバロンでエントリーした免許応援キャンペーン適用)
そのまま契約のサインをしてきました。
やっぱねぇ、こういうところは三河(名古屋)人なんですよ。
普段はケチでも趣味と見栄にはカネをかける。結婚には向かないなぁwww(苦笑)
31歳、急な出費で体調を崩す。
高額な衝動買いの反動はすさまじく、維持費を考えると生活していけるのか不安になるレベルでした。
5月には岡山移住の予定だったので、知り合いから車を譲っていただいたこともあり、車とバイクの保険料だけで年間16万⁉(この試算はのちに間違いだと気づく)
レッドバロンから出たときは「どうしよう、どうしよう…」しか思い浮かばず、完全なショック状態に。
実をいうと、その日は夜まで吐き気がおさまりませんでした。。。。
止まらぬ妄想… 果て無き物欲に身をゆだね、フリマサイトで大暴れ
でもね、やっぱり好きなものを手に入れる快感って素晴らしい。
家に帰ってYouTubeを開くと、そこには僕を祝福するかのようにたくさんのバイク動画が!!
大好きな北海道でバイクに乗れる… オロロンラインを独り占めできる…
なんて思ったらもうニヤニヤが止まりませんでした。
いやいや、バイクがあれば楽しめるってものでもない。
今の仕事が終わって次の活動が始まる1か月。
この一か月をめちゃめちゃ濃い人生の1ページにするには、北海道グルっと回るくらいのことやっとかなきゃもったいないやん??
- ずっとホテルなんて無理だから、キャンプするやん?
⇒ キャンプ用品本格購入決定
- 今持ってるソロキャンテントじゃ、ツーリングの荷物はいらんやん?
⇒ 大きいテントに買い替え決定
- ってかバイクに荷物積むにはキャリアいるやん?
⇒ シートバッグ購入&RVボックスDIY決定
- せっかくならきれいな写真撮りたいやん?星撮りたいやん?
⇒ 単焦点広角レンズ購入決定
- ワーキングブーツでクラッチ操作するの、傷つくから嫌だなぁ
⇒ シーソーペダルクラッチカスタム希望
こんな感じで次々とリスト化されていく物欲の星たち。
その日からメルカリやらPayPayフリマやらを覗き、ちょうどいい出品がないか目を皿のようにして探す日々。
仕事から帰ると、ちょうどよく?脳がオーバーヒートしてるので、あまり価格を確認せずにポチポチと購入ボタンを押しています。
おかげで僕の部屋にはバイク道具とキャンプツールがどんどん増えています(バイクまだないのに。。。)
この先、生きていけるのかはよくわかりませんが、次回は僕が購入した品々をちょっとご紹介できたらな、と思います(笑)