世界中を震撼させている新型コロナウイルス。
日本でも感染の疑いがあるなど、かなり深刻な状況のようですね。
亡くなった方のご冥福をお祈りするとともに、日本、中国、そして世界中でウイルスと戦っている関係者に心から感謝申し上げます。
さて、パラオは近年中国からの観光人気が高く、2018年の中国人観光客は5万人以上と言われています。
これでも最盛期よりは減ったものの、街を歩けば中国系のお店や中国人観光客は本当に多い。
中国人多いから感染のリスクが高い!なんていうのは全くの的外れですが、これからパラオ旅行を検討している方には不安な人もいるかもしれませんので、2020年1月現在でのパラオにおける新型コロナ対策と感染状況をまとめました。
パラオ内での新型コロナ感染者は0名
パラオ保険省によれば2020年1月現在、新型コロナウイルスの感染が疑われる人は確認されていないとのことです。
パラオにおける新型コロナ対策
パラオ政府は新型コロナの侵入を防ぐために以下のような対策を講じています。
まとめると以下の通り。外務省HPの文章をそのまま載せています。
- 1月28日発令の大統領令により、2月1日~2月29日まで,香港・マカオを含む中国からパラオへのフライトを一時的に運航停止。
- 1月30日,保健省は中国への不要不急の旅行を避けるよう注意喚起。
- 1月30日に大統領府が発表した勧告は,パラオと日本、台湾、韓国、グアム間の旅行については制限されないことを明記。
- 乗員を含め,パラオに入国するすべての旅行者は,健康状態申告書の記入が求められる。
パラオでは外国人でもパスポートさえあれば医療機関を利用することができます。
ただし、精密な検査や専門的な治療はできないため、深刻と思われる場合は、サンプルを他国に送り、検査結果を待つとのこと。
この検査結果がどれくらいで出るのかは、現時点で不明。病室も限られているので、結果が出るまではホテルなどで隔離待機の可能性があるとされています。
すでに病状が深刻な場合は、もちろん入院。
空港における検疫は健康状態に関する申告書に基づいて行われ、直近で中国への渡航履歴がある場合には検査が実施されます。ただし、この検査も体温を測る程度の簡素なもの。
看護師からの聞き取りと、場合によってはそのまま病院で診察という流れになっています。
パラオ滞在中も個人でしっかり予防対策をすること
小さな国であるパラオは医療機関や隔離施設も十分ではありません。
感染の可能性は世界中どこにいてもゼロではないので、旅行中であっても手洗いうがいなどの対策をしっかりする必要があると思います。
幸いパラオの薬局には商品が充実しており、除菌用アルコールジェルやマスクなども購入できます。
まぁ、日本製品のほうが安心できると思うので、荷物に入れておくことをお勧めします。
海外における最新安全情報の収集方法
今回の情報は外務省の海外安全ホームページで確認することができます。
もし特定の国について常に最新情報が知りたいという場合は、外務省が提供するたびレジというサービスが便利で安心。
行きたい国と期間などを入力して登録すれば、その期間の最新情報がメールで送られてきます。
海外旅行に行く方はぜひ登録しておいてください。